明日の公開稽古に向けてのテクリハで、アクシデント!結果、大事に至らなかったようですが、いろいろギリギリでドラマを盛り上げています。しかし、様々な部署で人手が居たり居なかったり、もしくは足りなかったり 。いやあ、皆背水の陣にならざるを得ない、擬似劇団な現場です。
2009年2月アーカイブ
{{assign var="epp" value=20}}本番の現場(俳優座劇場)とは違いますが、現実の劇場空間を使っての稽古とは!何と贅沢なんでしょう。明日から実寸の装置を使って、実戦稽古です。本日は、衣裳合せやら本番用小道具の確認やら 。いや増さる興奮に只今一人晩酌の最中。
後は公開稽古への準備稽古、そして本番現場の準備そして初日という事で、通常稽古の最終日だったのであります。何と初めてオールキャストが揃いました。部分稽古続きで、コミュニケート出来なかった皆様と、いろいろお話すると意外な繋がりがあってビックリ!出自の違う、言えば寄せ集めなのに、劇団のように若手(最年少21)は「勉強!」と年上の演技を見つめるので、見つめられるこっちは逆に手を抜けない(出演者最高齢は55?45以上は現場何分の一だろう )。単純にいろんな奴が居て面白いっす。
花組を立ち上げる以前に、お弟子の中村紫若(当時=又志郎)丈と共演した際、舞台稽古をご覧になり、黒衣で出ていた私を「ありゃ黒衣じゃない」と駄目出ししたとか
。故郡司正勝氏演出の前衛劇で、黒衣が存在を主張する指示を受けていたので、否定されたのは返って意図通りだったのでしょうね
。戦前から戦後の梨園を体現した俳優が、また一人鬼籍入りをなさいました。歌舞伎座改築を含め、平成歌舞伎はどんなものになるのだろう
。
とは別に。みんな、やっぱり「只」の人なんだね
。
大混成の大所帯なんで、まだオールキャストでないのですが、通しちゃった。見てると半分以上のメンバーが代役するから、どれが本役なのか??さっぱり 。特に殺陣が大変。斬られては出て、斬られては出る状態で、もう敵だか味方だか 。盛り沢山なのに、全二幕、頃合の上演時間になってます。
有吉玉青氏(故有吉佐和子氏令嬢)と阿部真理子氏(イラストレーター)お二方とご一緒に、しゃぶしゃぶの元祖「氵刷(これ一文字です。日本には無い字との事。刷毛をゆすぐという意味です)羊肉(シュワンヤンロウ=ラムのしゃぶしゃぶ)」を頂きました。「龍水楼」という店で、実は故有吉佐和子氏が行き付けだったそうな。本来中国大陸秘伝だったものを、戦時中、日本軍が盗んで「しゃぶしゃぶ」として流通させたらしい。西欧含めて大陸では「ラム」が高級肉で、何故か下位の牛が日本では高級なんで、日本では「しゃぶしゃぶ」は牛!に限るようになりました。「龍水楼」のディナーは完全予約(5人以上)なので要注意。二軒目は「山の上ホテル」のバー、三軒目は六本木でこじんまり仏料理「MARU‘S BAR」狭いんだけど、本格的なの。最初に来た時は、旬のホワイトアスパラガス料理を食いに来たな。グルメもグルメ、隠れ家風な店の連続で、歌舞伎オタクの三人で、散々話し倒しました。ご馳走様でした!
噛みました。口中、真っ赤に染まりました。でも間も無く血が止まり、良く動かす部位だからか、傷の治りも早いようです。出血する程、舌を噛むなんて、俺どうしちゃったのだろう 。
ずっと部分稽古をしているんで、まだ34人の出演者が勢揃いしていないかも 。しかも出自の違う皆さんだから、仕切る側は大変なんだろうけど、「時代劇」という共通点が実は一番頼もしい感じです。映像、ライブ、○○江戸村、など様々な経験を経た、それぞれの豊かな情報が現場で飛び交ってます。
このマクベス夫人は踊っちゃうんですよ。激しい振りじゃないんだけど、きちっと腰入れて、能掛かりな部分もあるから、久し振りにちゃんと踊って、汗だくなオジサンでした。
日芸同期生3人でした。「立ち切れ線香」。「親子茶屋」に続き、米朝氏の写しに試みました。聞けば上方落語の殆ど唯一と言っていい、泣かせるネタだそうです。何せ米朝氏十八番で、その逸話は突然見に来たわかぎ氏(米朝氏とお友達のあんたが何で来たんや!)に聞きました。距離感という事ですよね。いい話(内緒)でした。訛りで覚えると、歌みたいに調子で覚えちゃうんで、逆に本番が余りにツルツル行くんで、途中で話飛ばしてないか?一瞬不安になりました。終えて、書付けを確認して落としてないのが知れてホッとしました。大ネタ?だけど、やってて楽しいです。どうも俺、壁が高いほど燃えるタイプらしい 。
歌劇団の縮図 。「このドラマはフィクションです」。だからこそ咲酒屋さん、FM世田谷「演劇キック」初めてちゃんと聞かして貰いました。
出演者一同で宣伝用に撮りました。花組ヌーベル初の大阪公演もあるし、ドキドキ 。
座員面談が一巡りしたので、今月から新企画で内容一新したものを昨夜録音しました。只だべるのと違い、ちょっと手間が掛かりましたが、それなりのものになってますので、乞うご期待!今月の放送は2月11日(水)です。毎月第2週目の水曜日、午後9時で~す。
立って4日目で、既に1幕9割ほど段取りが決まる。ハヤ!三人会の準備に手一杯だというのに、役作りが追い付かん…。
最近、少し宵っ張り。何でだろう?
気付いたら親族に芸能人が4人居ました 。元文学座で今は声優の仕事が多い「森田順平」、東宝ミュージカルを中心に活躍「森田浩平」、小劇場の座長を勤めて22年の俺、そして4人目!吉本新喜劇若手でブレイク中「森田展義(のぶよし)」!随分以前に親族のオジから「うちの息子、吉本に入りたい言うてんねん」と紹介された青年(又従兄弟)が、今や実際吉本新喜劇に所属していて、ネットにバンバン写真が出ていてビックリ!活躍の場所が関西なんで、未だに彼の舞台は見ていないが、吉本以前には、落語家(笑福亭ひらめ=目が離れているからの名前 )だったという。同じ舞台俳優なのに、森田兄弟と共演(BASARA)するのに30年近く費やしたから、俳優と芸人じゃ、共演は望み薄だろうな。でも頑張っているようで嬉しい。
本番を拝見してアフタートークに呼ばれました。作品毎に趣きを変えつつ、高みを望む姿勢に賛美!ここ4作辺りの変貌は、目を見張ります。それよりも、チョビさんや丸尾さんのキャラクターよ 。
今、社長として、座長として、演出家として、女形として、そして近々落語の真似事をする俳優として、それぞれがフル稼働しる感じです。いろんな立場で、今の花組、これからの花組、そして自分という物に向き合っています。ま、考えれば考える程、訳判らなくなるんですけど、いつも(苦笑)。
事前読合せ、殺陣&剣舞の稽古は既に始まった上で顔合せ。出自の違う数十人が一つの目標へ向かう!というエラい現場が正式に動き出しました。
18年の歳月に感動した公演が全て終了した、多少のホロ苦さを残して 。出来た事と出来ない事、叶う事と叶わない事。人生はもどかしいものかな。暖かい陽の光を寒風が冷やしまくる東京が、今の心境を映して憎い。